野球と人生の交差点

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「苦手なチームメイトともラクに付き合える!草野球コミュ術 5+1 選」

「あの選手と話すと、いつもモヤモヤする…」
社会人草野球は、年齢も職業も温度感もばらばらな仲間が集まる場所です。
実力差やこだわりの違いから “苦手意識” が芽生えやすいのも事実。
けれど視点と伝え方を少し変えるだけで、驚くほどストレスが減ります。

本稿では “まず自分の心を整える” 0️⃣ ステップ と、
相手に伝わりやすい 5 つの会話術 をセットで紹介します。
監督として試行錯誤しながら得たリアルな成功例・失敗例も盛り込みました。
ぜひ次の試合から取り入れてみましょう!


0️⃣ まずは自分の感情を整える —— “6 秒ルール”と“ラベリング”

苦手な相手にイラッとした瞬間こそ、反射ではなく反応 するためのクールダウンが欠かせません。
私は次の二つを “ゼロ番目のルール” として習慣化しています。

  1. 6 秒ルール
    怒りのピークは 最初の 6 秒 で収まるとされています (Probiz‑Mode「アンガーマネジメントの 6 秒ルールとは」)。
    ・深呼吸を 1 回 → 4 秒吸い、2 秒止める
    ・それでも高ぶる場合は背中側で拳を軽く握り、ゆっくり 6 つ数える
  2. ラベリング
    感情を “名札” にして客観視する方法です。
    fMRI 研究ではラベリングで扁桃体の反応が低下することが確認されています (Lieberman et al., Psychological Science, 2007)。
    » 「今、私は ⚡️苛立ち⚡️ を感じている」

ミニ対処表

シーン サイン クイック対処
ベンチで指摘された瞬間 頬が熱くなる バットを持ち直し グリップを 3 回 握る
仕事チャットの刺さる一言を見たとき 呼吸が浅くなる 席を立って水を一口 飲み、背筋を伸ばす
LINE でトゲのある文章を読んだとき 眉間にシワが寄る スマホを伏せて 6 秒。感情だけ下書きへ吐き出す

このクールダウンを挟んでから会話術を用いると、
「主観は熱いけれど外からは冷静に映る」状態でやり取りできます。


① 会話は 「結論ファースト」 から

なぜ先に結論?

  • 試合前は時間が限られ、要点が先でないと混乱しやすい
  • 野球に詳しくないメンバーもいるため、前置きが長いと伝わりにくい

守備位置変更を伝えるとき

NG
「今日の守備を変えるかもしれないんだけど…」
OK(結論ファースト)
◯◯君、今日はレフトに回って! 理由は──

② 伝え方は 「短く・明確に」

草野球では雑談も多め。長い説明は集中を切らします。
要点を簡潔に回りくどい表現を避ける──これが鉄則です。

書類の締切をリマインド

NG
「この登録書類なんだけど、来週の火曜までに出してほしいんだけど…」
OK
登録書類の締切は 火曜! 遅れそうならすぐ連絡ください。

PREP 法 でロジカルに話す

ビジネス研修では PREP 法を用いることで 理解度が 34 % 向上 したと報告されています (クールワーカー「PREP 法とは?」)。
苦手な相手との齟齬を減らすうえでも、筋道を示しましょう。

Point「今日は 1 番 ◯◯、2 番 △△ で行きます」
Reason出塁率が高い 2 人を頭に並べたいから」
Example「先週の練習試合で 2 人の出塁率は .600」
Point「なので、このオーダーで初回から攻めましょう」


「相手の知りたいこと」 を先に満たす

苦手意識があると、自分が伝えたいことばかりが先行しがちです。
相手の不安や疑問を先に解消すると摩擦が激減します。

守備固めで交代をお願いするとき

「終盤は守備固めで頼りたい。無失点で締めれば 勝ち投手に貢献 できるよ!」

メリットが可視化されると納得が早まります。


エビデンス を添えて説得力を高める

数字や事例を 1 行添えるだけで、意見から根拠へ昇格します。

グラウンド整備を義務化したいとき

期間 整備徹底率 エラー数/試合
2025 年 2 月 35 % 2.3
2025 年 3 月 95 % 1.1

整備率を 35 % から 95 % へ引き上げた月は、エラーが 約 52 % 減少 しました。
チーム独自のデータでも、効果を裏づけられます。


💡 まとめ —— 草野球人間関係をラクにする “0+5” のコツ

  • 0. 6 秒ルール+ラベリングで感情を整える
  • 1. 結論ファーストで依頼を伝える
  • 2. 短く・明確に要点を届ける
  • 3. PREP 法で論理を組み立てる
  • 4. 相手の知りたいことを先に満たす
  • 5. エビデンスを添えて納得度を高める

少し意識するだけでも摩擦が減り、野球そのものを楽しむ余白 が広がります。
さあ、次の試合から試してみませんか?

 

 

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