野球と人生の交差点

悩んでるのは、あなただけじゃない。草野球と人生のリアルを語るブログ。

『草野球掛け持ちの学び:ガチと仲間と。連盟チームと「元野球部チーム」で見つけた僕の野球スタイル』

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます!

さて、僕が相変わらず情熱を注いでいる草野球なんですが、実は現在、所属しているレベルの高い軟式野球連盟のクラブチームに加えて、もう一つ、気心の知れた高校時代の仲間が中心のチームでもプレーさせてもらっています。いわゆる『掛け持ち』というやつですね。

連盟の規約もあって、二つ目のチームは連盟未所属の仲間チーム、という形になりました。正直、高校時代の彼らとは一時期疎遠で、『タイプが違う』なんて壁を感じていた僕が、誘われて入ってみたら…これが案外楽しくて(笑)。思いのほか、この経験が自分にとって大きな意味を持つようになっています。

そこで今回は、この異なる二つの環境を行き来することで感じている『学び』について、ブログでは初めて詳しく書いてみようと思います。厳しい環境と、リラックスできる環境、それぞれから得られるものとは…?

最高の「実験場」であり、最高の「調整場」

仲間チームの最大の魅力の一つは、本所属チームではプレッシャーから試せないことに挑戦できる「実験場」であることです。新しいバッティングフォーム、普段はやらない配球、慣れない守備位置…。失敗しても笑い話になるような安心感があるから、思い切ってチャレンジできます。

ただし、「仲間内だから」「気楽だから」といって、決して手を抜くわけではありません。むしろ、自由に楽しんでいる彼らに対して失礼のないように、試合前のアップは本所属チームの時と同じくらい、しっかり行います。どんな環境でも野球に対するリスペクトは忘れたくないですし、このオン・オフの切り替え自体が、自分にとって良いコンディション調整にもなっていると感じます。ここで掴んだ感覚や課題が、本所属チームに活きることも少なくありません。

「繋ぎ役」意識が、プレーの幅を広げる

本所属のクラブチームでは、どうしても自分の結果、数字というものが評価に直結しがちです。それはそれでシビアな世界の醍醐味なのですが。

一方、高校時代の仲間たちとのチームでは、みんな本当に楽しそうに、自由にプレーしています。エラーしても笑い飛ばすような雰囲気(笑)。だからこそ、僕は『じゃあ、自分に何ができるだろう?』って考えるんです。みんなが気持ちよくプレーできるように、試合の流れをスムーズにするにはどうしたらいいか。それが、僕の中での『繋ぎ役』としての役割です。

例えば、ノーアウトでランナーが出たら、自分のヒットよりも、確実にランナーを進めるバッティングを意識したり。守備では、周りのメンバーの得意不得意もなんとなく分かっているので、声かけやカバーリングでフォローしたり。

一見、地味なプレーかもしれません。でも、『チーム全体をどう機能させるか』『この場面で最適なプレーは何か』を常に考える。これって、本所属チームで自分のことに集中している時には、なかなか持てない視点なんです。この考える機会こそが、僕にとってプレーの幅をめちゃくちゃ広げてくれる、最高のチャンスになっていますね。

「楽しむ」ことの再確認と、野球への深い理解

勝利至上主義の厳しい世界に身を置いていると、時に忘れがちになる「純粋に野球を楽しむ」という感覚。仲間チームでのプレーは、まさにその原点を思い出させてくれます。高校時代に戻ったような、ただボールを追いかけることが楽しかった、あの頃の気持ちです。

また、「繋ぎ役」としてチームに貢献し、仲間が楽しむ手助けをすること自体にも、大きな喜びを感じます。勝敗だけではない、コミュニケーションやプロセスそのものを楽しむ。多様な野球の楽しみ方に触れることで、野球というスポーツへの理解がより深まった気がします。そして、ここでリフレッシュできるからこそ、また本所属チームでの厳しい戦いに向かっていける活力も湧いてくるのです。

旧交を温め、「リアルな繋がり」を取り戻す場

そして、僕にとって掛け持ちの大きな価値の一つが、昔の仲間たちとの『リアルな繋がり』を保てることです。

導入でも少し触れましたが、このチームで再び野球をやるようになって、昔感じていた『タイプの違い』なんて、大人になってみれば大した壁ではなかったと気づきました。むしろ、違うからこそ、それぞれのプレーや考え方が刺激になったりするんですよね。今では、彼らとの時間が本当に楽しくて充実しています。

現代社会って、こういう直接顔を見て話す機会、意識しないとどんどん減っていく気がしませんか? だから、このチームでの何気ない会話の時間が、僕にとってはすごく貴重なんです。ちょっとした雑談の中に、ふと仕事のヒントが隠れていたり、悩んでいたことへの共感があったり、ただただ大笑いしてストレスが吹き飛んだり。まさに、人生の良い刺激になっています。野球が、最高のコミュニケーションツールになっているんですね。

環境変化への適応力と、リスペクトの精神

「連盟チームでの勝負師モード」と「仲間チームでのリラックス・エンジョイモード」。この二つの異なる緊張感、人間関係、要求レベルを行き来することで、自然と環境への「適応力」やメンタルの「モードチェンジ能力」が鍛えられていると感じます。

そして、どんな環境であっても大切にしているのが、一緒にプレーする仲間、対戦相手、そして野球そのものへのリスペクトです。しっかりアップをすることも、その表れの一つ。この姿勢が、掛け持ちを円滑に進める上でも重要だと考えています。

制約が生んだ、ベストな選択

振り返れば、「二重登録不可」という連盟のルールがあったからこそ、僕は連盟に所属していないチームを探し、結果的にこの高校時代の仲間とのチームにたどり着きました。もしこの制約がなければ、また別の連盟チームに入っていたかもしれません。

そう考えると、一見ネガティブな制約が、結果的に僕にとって「ガチ」と「エンジョイ」という理想的なバランスを見つけるきっかけを与えてくれたとも言えます。人生、何が幸いするか分かりませんね。

掛け持ちの実際

最後に、実際の活動について少し触れておくと、僕の場合、本所属であるクラブチームの活動がない日に、仲間チームの活動に積極的に参加するようにしています。もちろん、優先順位は本所属チーム。そちらに支障が出ないように、スケジュール管理と体調管理は徹底しています。仲間チームでは、自分の経験を伝えたり、場を盛り上げたり、やはり「繋ぎ役」として貢献できればと考えています。

まとめ

僕にとって、二つのチームを掛け持ちすることは、野球のスキルアップだけでなく、人との繋がりや、日々の充実感という面でも、計り知れない価値をもたらしてくれています。

「ガチ」な環境があるから「エンジョイ」がより楽しく、「エンジョイ」な時間があるから「ガチ」な勝負にまた真剣に向き合える。特に、仲間チームで「繋ぎ役」として考える機会を得られたことが、自分自身のプレーの幅を広げる大きな要因になっているのは間違いありません。

そして何より、野球という共通項を通じて得られる「人との繋がり」と「コミュニケーション」の大切さ。忙しい現代社会だからこそ、こうしたリアルな交流の場がいかに貴重で、人生に刺激を与えてくれるかを、掛け持ちを通じて改めて実感しています。かつては疎遠だったり、少し苦手意識があった仲間とも、野球のおかげで素晴らしい時間を共有できています。

ただ、忘れてはいけないのは、この充実した掛け持ち生活も、本所属であるクラブチームでの厳しい練習や試合という『土台』があってこそ成り立っているということ。真剣勝負の場があるからこそ、仲間とのリラックスした野球も、より一層楽しめているのだと、常に感謝しています。

もしこの記事を読んでくださっているあなたが、何か好きなことに対して、もう少し違う関わり方をしてみたい、と感じているなら。あるいは、昔の仲間との繋がりをもう一度、と思っているなら。少し勇気を出して、新しい環境に飛び込んでみるのもいいかもしれません。きっと、予想以上の楽しさや学びが待っているはずです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

関連記事

応援していただけると嬉しいです!下のバナーをクリックしていただけると励みになります。

にほんブログ村 野球ブログ 草野球へ にほんブログ村 人気ブログランキングでフォロー